自分大好き

憚らない

電気グルーヴの「フラッシュバックディスコ」。ボリュームを上げて、スピーカーで流す。

両親は些細なことで喧嘩してばかりだ。一度離婚しかかってから互いのことを見下しあっていて、理解し合おうという気がまったくなくなってしまっている。二人がいっしょにいなければならないのは私のせいだと自分を責めたことももちろんあったけれど、今はそんなこともバカバカしいと思うようになった。別に私がいたところで、やりようはいくらでもあるのだ。離婚というのはきっと、結婚がいろいろな意味で個人的というよりむしろ社会的な契約である以上、簡単なことでは全くないのだ。これは私の問題ではないし、私だけのせいでもない。

喧嘩の声が大きいのが本当に迷惑だ。聞こえてくるとなぜか私までどんどん不機嫌になってしまう。どうにかして、自分の不快感を彼らに理解してほしいという感情が生まれるのを感じるのだ。こういうことを考えはじめると、普段はバカバカしいと思えるような「私のせいだ」みたいな陶酔し切った思考がどうしても頭をもたげてくる。自分がかわいそうな存在に思えてきて泣きたくなる。だが、こういう時にそんなふうに考えたくなる原因は私の中に別にあるのだ。私の自己肯定感が低いのはまさに、それが過剰に高い他人を痛々しい、気持ち悪いと思う感性の表れだ。

 

モード論集。映像学。美意識論。バルテュスゴダール

体がでかくて朴訥フェイス。明日は早起き。ドイツ語とお友達。