自分大好き

憚らない

初っ端から自分でもどうかと思うけれど、私は男性一般に対してあまり好ましい印象を抱けていない。どこかで女性を下に見ているのではないか、とどうしても勘ぐろうとしてしまうのだ。

一つには私がインターネットにばかり居ることがある。今のように匿名掲示板にもSNSにも人々の本音がこれでもかと溢れる時代には、心の底で恐ろしいことを考える人間が一定数存在することが嫌でもわかってしまう。それを日頃から目にしていれば、そのうちなんとなく他人を信じられなくなり、ますますインターネットに浸かってしまうようになるのは当然の帰結ともいえるのではないか。

私自身は男権主義者もフェミニストもあまり好きではない。どうしても意味がわからないからだ。たとえその意見や主張がどんなに筋の通ったものであっても、感情が混じってしまえばもはや感情論と大差ないように思えるのだ。主張が過激であればあるほど、コンプレックスに根付いた恨み言を一般論として語ることによる正当化に見えてしまう。そもそも過激な主張とは現状への個人的な不満から生まれるものであり、努力ではどうにもならないのでそれを一般化して主張することで自分を守り、他人の共感を得ることでさらに自尊心を満たすということまでを目的として為されるのではないだろうか。モテないとか。めんどくさいので終わる。